発達障害を持つ人のための婚活アプリ【ハピネ】の使い方とおすすめ評価など、ハピネに関する情報を掲載したマッチングアプリ評価レビューです。
これまで様々なマッチングアプリを見てきましたが、発達障害を持つ方のためのマッチングアプリというのは初めてです。
最近はマッチングアプリも様々な趣向を凝らしたものがリリースされていますが、その中でもハピネは最も特殊な部類に入るアプリかもしれませんね。
ただし、一見親切なハピネですが気になるポイントもあるので、おすすめポイントと合わせ気になるポイントもご紹介していきたいと思います。
- セフレなど割り切った付き合い
- 恋活・婚活など真剣な付き合い

- 業者やサクラが他より圧倒的に少ない
- 新人が一番出会い易く専用の掲示板がある
- 若い不倫希望の人妻も居て燃える(笑)

- いいね!しからマッチングで一緒でしょ?
- コミュニティー機能なんてどこもあるじゃん
- 機能どこも大差なくて選択肢ないじゃんかよ
- 月額料金(男性)もほぼ一緒で特別安くない

ハピネのおすすめポイントとデメリット
ハピネは「注意欠陥多動性障害(ADHD)」「自閉症スペクトラム障害(ASD)」「学習障害(LD)」といった発達障害を持つ方々のために作られた婚活アプリで、互いの状態に理解のある人とであえるという貴重なマッチングアプリです。
かなりニッチなマッチングアプリなので、登録者が急増するということはないと思いますし、今後の展開に期待をしたいところですが、発達障害を持つ人にとってはありがたいマッチングアプリとなるはずです。
対応OS | Android / iOS |
インターネット異性紹介事業届出 | 不明 |
チャット料金 | 月額定額制 |
サクラ | いない |
運営会社と実態 | 株式会社ちくちく |
審議会コメント | おもしろい! |
発達障害について
発達障害と聞いてピンとこない人も多いと思いますが、皆さんが思っている以上に発達障害を持つ人が身近にいるという事をご存知でしょうか?
私は長く付き合っていた彼女がADHDだったという事もあり、ADHDに対する理解はそれなりにある方ですが、その彼女から「打ち明けたいことがある」と言われ、ADHDだと聞かされるまで何の違和感を抱くこともありませんでした。
彼女のようにADHDなどの発達障害を隠して生活している人は意外に多く、普段の様子を見ているだけでは見分けることは出来ません。
「見分けがつかないくらいの症状であれば気にする必要ないじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、当の本人たちからすると「他人とは違う」というコンプレックスが根強く、またその発達障害により他人を傷付けてしまうかもしれないというネガティブな感情と常に葛藤しているんです。
ADHDを持つ彼女と長く付き合ってきましたが、正直なところ、今でもしっかりとADHDを持つ彼女と向き合えてこれたかと自問自答することがあります。
発達障害はその人の個性だと捉えることもできますが、一番難しいのは発達障害と向き合う事よりも、その人が持つコンプレックスと向き合う事の方が遥かに難しい気がします。
理解者と出会えるハピネ
発達障害を持つ人にとって、人と出会う時に自分の事を理解してもらえるかという事が一番の気がかりとなるので、中にはマッチングアプリを使って人と出会う事に抵抗を持つ人もいるはずです。
しかしハピネであれば、発達障害を持っているという事が前提となっているので、そういった事を気にする必要がありません。
これがハピネの最大のメリットと言えるかもしれませんね!
相手が理解のある人だというだけで気持ちが楽になるはずですし、また相手も発達障害を持っているという事に対し、こちらも一定の配慮が出来るはずです。
互いに発達障害・コンプレックスを理解し合えるパートナー探しが出来るハピネは、発達障害を持つ人にとっては非常にありがたい存在となるのではないでしょうか。
ハピネのデメリット
ハピネを少し触ってみましたが、その上で私が感じたデメリットというか、マイナスポイントを3つほどまとめてみました。
- 会員数が増えにくい
- 女性も有料
- 文字が見づらい
発達障害が意外に身近なものだという事を知っている人にとってはあまり抵抗が無いアプリかもしれませんが、そうでない人にとってはハードルが高いマッチングアプリですよね。
発達障害というニッチなカテゴリーに的を絞ったマッチングアプリであるが故に、登録者数も相応のものにしかならず、一部の人には便利な反面、出会いのチャンスがすくなくなるというデメリットが生じています。
逆に増えすぎても発達障碍者同士の出会いが無くなってしまうので、ここは難しいところですよね。
次に料金についてですが、一般的なマッチングアプリの相場は「男性 3,500円/女性 無料」となっていますが、ハピネは男性が月額1,000円と安い反面、女性も月額1,000円となっており、これもネックの1つと言えそうです。
最後にハピネのデザインの問題なのですが、背景が黄色、文字が白という色彩デザインになっているため、画面によっては文字がほとんど見えないという問題があります。
これはすぐにでも解消できる問題なので、どうにかして欲しいですよね。
ハピネの使い方と評価
発達障害の婚活ハピネはAndroidとiOSの両OSで配信されているマッチングアプリで、GoogleplayとAppstoreからダウンロードすることが出来ます。
ダウンロード後は簡単な登録作業があり、所要時間は5分程度だと思います。
ハピネの登録方法と手順
ハピネのアプリをインストールして初回起動するとログイン画面が表示されますが、まずは会員登録が必要となりますので、「新規登録」をタップして登録画面に進みます。
▲文字が白のため何と書いてあるかほとんど分からない(汗)
新規登録ではまず「メールアドレスの登録」が必要となり、メアドとパスワードを設定した後に、登録したメールアドレス宛に認証のメールが送られてきます。
認証方法は、送られてきたメール本文に確認用のリンクが貼られているので、そのリンクをタップするだけで認証が完了となります。
認証が完了したらハピネに戻り、最初のログイン画面で先ほどのメールアドレスとパスワードを入力してログインします。
するとこのような「基本情報の登録・編集」の画面が表示されるので、自分のプロフィールを作成して、最後に顔写真を登録してプロフの登録完了となりハピネが利用できるようになります。
発達障害の設定
プロフィール設定の中で、ハピネ特有ともいえる「発達障害のタイプ」を設定する画面があります。
ここも文字が読み取りづらいので、簡単に内容をまとめておきたいと思います。
- 自閉症スペクトラム(ASD) はい・いいえ
- 注意欠如多動性障害(ADHD) はい・いいえ
- 学習障害(LD) はい・いいえ
- 未診断(発達障害だと思う) はい・いいえ
3つの発達障害と未診断だけど自覚があるという計4つの項目があります。
未診断で自覚があるという方はかなり少ないと思いますが、個人的にはこの中に「発達障害ではない」という項目もあっていいのかなと思います。
中には理解がある人もいると思うので、そういった方の登録する余地を残しておいても良いのかなと。
ハピネの利用規約
ハピネに登録する前に、出来れば利用規約を確認するようにしましょう。
これはハピネに限らず、出会い系アプリやマッチングアプリ、またその他の登録が必要なアプリに登録する際は出来れば確認しておくべきでしょう。
私が確認した中で、ハピネの利用規約で気になったのは1点だけ。
マッチングアプリでは常識となりつつありますが、「出会い系サイト規制法」という法律により登録者の年齢確認が義務付けられています。
その為、ハピネを利用するには免許証などで本人証明を行い。18歳以上である証明をしなければなりません。
これは当然の登録手順なので良いのですが、ハピネにはこの他にも勤務先証明や収入証明、卒業証明や独身証明といったものまであります。
上の画像に書かれているように本人証明以外は任意であるものの、マッチングアプリでここまで細かく証明の提出を推奨しているところは稀です。
それだけしっかりしたサービスという事なのでしょうね。
ハピネのマッチング機能
ハピネのマッチングシステムは、検索と「ひとりごと」というタイムラインのようなものだけで、必要最低限の機能が実装されているといった印象です。
少し寂しい気もしますが、月額1,000円のマッチングアプリだと考えると妥当な機能と言えるかもしれませんね。
検索では条件を絞り込んで検索し、表示された異性の中で気になる異性がいればプロフィールを開いて「キュンを贈る」をタップして相手にアプローチします。
相手からもキュンが送られてくればマッチング成立となり、そこで初めてチャットのやり取りが出来るようになるというものです。
タイムライン(ひとりごと)については、投稿されているタイムラインを開いて「いいね」を押したり、気になる人がいればそこからプロフィールに飛びキュンを贈る事も出来ます。
ハピネにはこの2つの機能しかないので、検索とタイムラインを上手く使って素敵な相手を見つけましょう。
ハピネの運営会社について
私がマッチングアプリを選ぶ際に重要視しているポイントが3つあります。
1つは出会い系サイト規制法に則って「インターネット異性紹介事業届出」をしているかどうか、2つ目がマッチング機能の充実、そして最後の3つめが運営会社です。
マッチングアプリはハピネの他にもたくさんありますが、最近はマッチングアプリが増えすぎて大手企業が運営しているマッチングアプリでさえも撤退に追い込まれることがあります。
いきなり閉鎖になる事は無くとも、「〇ヶ月後に閉鎖となります」というアナウンスが飛んできたら、また1からマッチングアプリを探して登録して慣れるという作業をしなくてはなりません。
そうならないためにも、やはり運営会社の信用や体力(資金力)というのが非常に重要になってきます。
ではハピネの運営会社はどうか?
運営会社は「株式会社ちくちく」さんで、東京都に籍を置く2016年設立の企業です。
ハピネの他にもマッチングサービスを提供しているようで、今回のハピネは「婚活マリネ」という名前でクラウドファンディングで資金集めを行い2019年9月2日にリリースされ、マリネの姉妹サービスとしてアプリ版の「ハピネ」がリリースされたという事のようです。
運営会社であるちくちくさんの資金力については不明ですが、クラウドファンディングで思ったような資金調達が出来ていないようなので、そこまで潤沢な資金があるというわけではなさそうです。
最悪、1年と持たずにサービス提供終了となる可能性もありますが、出来ればこういったサービスは長く続いてほしいものですね。
婚活ハピネの評価まとめ
婚活ハピネはマッチングアプリとしては初となる「発達障碍者のための婚活アプリ」であり、ADHD・ASD・LDといった発達障害に相互理解がある恋愛が出来るという素晴らしい婚活アプリです。
このコンセプトには大賛成ですし、長く続いてほしいとも思いますが、令和に入りマッチングアプリ業界はより一層の群雄割拠となってきているので、どこまで会員を集められるかが焦点になってくると思います。
通常、マッチングアプリは男性の課金によって成り立っていますが、ハピネは男女ともに有料であり全会員の課金が資金源となります。
ただこれが逆効果を生む可能性もあるので、どこまでハピネが発達障害を持つ方々に支持されるか、受け入れられるかが気になるところです。
当事者ではない私から見れば素晴らしいコンセプトの婚活アプリだと思いますが、当事者の方々どこまでこれを良しとし、登録するかという問題もあるので、しばらくは静観しつつハピネの成長を見守っていきたいと思います。
- セフレなど割り切った付き合い
- 恋活・婚活など真剣な付き合い

- 業者やサクラが他より圧倒的に少ない
- 新人が一番出会い易く専用の掲示板がある
- 若い不倫希望の人妻も居て燃える(笑)

- いいね!しからマッチングで一緒でしょ?
- コミュニティー機能なんてどこもあるじゃん
- 機能どこも大差なくて選択肢ないじゃんかよ
- 月額料金(男性)もほぼ一緒で特別安くない

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