Twitterを始めとしたSNSで学生を中心とした10代の若者たちが被害者となっている現実をご存知でしょうか?
特に最近では、10歳にも満たない時からスマホを持たせるというケースも少なくなく、年齢制限が設けられていないSNSアプリに手を出し、犯罪に巻き込まれる10代の若者が増えてきています。
当サイトでは、こういったSNSアプリが登場し出した時点で警鐘を鳴らしていましたが、年々犯罪に巻き込まれる青少年が増えてきているようなので、改めてこういったSNSアプリの危険性をご紹介したいと思います。
SNSと出会い系の違い
SNSアプリと出会い系アプリ。(※マッチングアプリも出会い系アプリの一部として解説していきます)
この2つの違いを正しく認識していない人がかなり多いようですが、SNSの多くは年齢制限を設けず誰でも気軽に登録が出来るコミュニケーションツールで、出会い系アプリは「出会い系サイト規制法」により18歳未満の利用が禁止されている出会いのためのコミュニケーションアプリです。
一部のSNSでは12歳未満利用禁止などの年齢制限を設けていますが、それは大手SNSのみで、中堅以下のSNSでは年齢制限を設けていない事がほとんどで、特にそういったSNSで青少年が犯罪に巻き込まれているようです。
SNSの年齢制限は意味がない
一般的にSNSと呼ばれるコミュニケーションツールでは年齢制限を設けてはいますが、登録の際に具体的に年齢確認を実施しているかと言うとそうではありません。
あくまで任意の確認方法であり、12歳未満利用禁止のSNSにも小学生などは確実にいます。
そういった事態を防ぐために、お子さんにスマホを買い与える場合は、親御さんがスマホに年齢設定を行い制限を設けるのですが、残念なことに一部の家庭ではそういった設定を行っていなかったり、親より子の方が知識があって年齢制限を子供本人の手によって解除されることもあります。
またSNSの登録方法は簡単で、webメールアドレスさえ持っていれば誰でも登録が可能です。
子供たちは大人よりも柔軟なので、親が知らぬうちにウェブメールを取得し、親の知らに間にSNSを利用しているんです。
出会い系アプリは年齢確認が必須
子供でも簡単に登録が出来るSNSですが、その対極にあるのが出会い系アプリです。
出会い系アプリは「出会い系サイト規制法」という法律によって免許証や保険証など、公的機関から発行されている身分証による年齢確認が法律によって義務付けられています。
これにより学生は登録できない仕組みになっているのですが、一部出会い系アプリにおいては出会い系アプリではないかのように装い、運営会社の義務である登録者の年齢確認を回避しているケースがあります。
最近では減ってきていますが、今も尚、SNSを装った出会い系アプリまがいのアプリが多数配信されており、近年そういったアプリで犯罪に巻き込まれる青少年たちが増えてきているようです。
SNSで犯罪に巻き込まれる青少年(学生)たち
スマホの普及と、SNSの流行により、年々SNS絡みの事件が増えています。
特に社会経験に乏しく、判断能力が欠ける青少年が格好の的といっても過言ではありません。
先日放送されたニュース番組で、SNSで犯罪に巻き込まれる青少年が利用していたアプリが紹介されていたのですが、被害が多い上位アプリは以下のようになっています。
最も多いのがTwitterで、3番目が誰しもが利用しているLINE。
この2つは何となくわかりますが、この2つの間に「ひま部」というアプリが含まれています。
考えるSNSと犯罪の問題において、私が思う最大の問題はこのひま部のようなSNSアプリの存在です。
「ひま部」とは?
ひま部とは学生専用のSNSアプリで、中学生から大学生まで利用することが可能なアプリです。
リリースされた当初からその存在を認知していましたひま部。
リリース当初は学生専用の出会い系アプリのようになっていたのですが、現在はアプリ内で面識の無い会員と電話することも可能になっているようです。
表向きは学生生活の中で居場所がなくなった学生たちの居場所の提供という事のようですが、実際にひま部を利用している学生の多くは出会い系アプリやマッチングアプリで利用している事がほとんどです。
そしてひま部最大の問題は、学生専用でありながら社会人でも普通に登録できるという点です。
出会い系アプリのように年齢確認を実施していないので、私のような30代でも年齢を偽れば普通に登録することが可能です。
一部の男性からすれば格好の餌場
10代の女性が好きなロリ志向のある男性にとって、ひま部は格好の餌場になっています。
当然ですよね。登録している会員の多くは10代の学生なんですから。
ひま部の特性を理解した大人が10代の女の子を捕まえるために使うのは当然の流れだと思います。
それが先ほどご紹介した被害者の多さに現れていると思います。
そもそも学生のコミュニティに電話やビデオ通話が必要なのかと言う問題がありますし、どう考えても学生向けの出会い系アプリでしかありませんよね。
運営会社はそれを全否定していますが、実態がそうなってしまっている以上、運営会社がまともであれば閉鎖すべきサービスだと思っています。
ひま部に賛同できる点も
学生の時は、自分が所属しているコミュニティが世界の全てだと思い込みがちなので、ひま部のように世の中には様々なコミュニティがあるという事を学生に教える事が出来るのは良い事だと思います。
ただし、学生を餌にする事業であれば細心の注意が必要ですし、そもそも学生専用と言う縛りに無理があるので、コンセプト自体が間違っていると考えるべきです。
私が親なら絶対に使わせたくないアプリの筆頭ですね。
子供たちだけで集まっても見識は広がりませんし、コミュニティを広げるという事を重視するのであれば、Twitterで十分だと思います。
むしろTwitterの方が様々な情報を得ることが出来ますからね。
なぜ未だにひま部が存続しているのか謎で仕方がありません。
ひま部の裏の顔
実は、当サイトでも「ひま部」のレビューを掲載したことがあります。
法律に照らし合わせて正しい記事を書いたつもりですし、犯罪の温床になる可能性が高いという事も指摘していました。
その記事をアップしたところ、ひま部の運営会社より指摘が入り、「記事を削除しないと法的手段を取る」と連絡が入りました。
私は問題を指摘しただけで、決してひま部を貶めるようなことを書いたつもりはありませんが、自社サービスの向上を図らず、そういった指摘を徹底的に排除する動きをやっていたようです。
私の他にもひま部の問題を指摘した記事がいくつもありましたが、その全てのサイトに「法的手段」をチラつかせ、記事を削除させていたようです。
その結果が、これです。
出会い系の歴史を知っている人間であれば、こういった事が起こりうると容易に想像できます。
出会い系の負の歴史を繰り返さない
日本で出会い系サービスが登場したのは、1990年代の後半でした。
当時は出会い系サイトと呼べるようなものではなく、誰でも気軽に利用できる掲示板形式の出会い系掲示板でした。
有名なところで言うと「スタービーチ」というサイトですね。
私も利用していましたが、ここでは自由に連絡先の交換が可能で、多くの10代がりようしていました。10代の女の子が電話番号を貼っているというケースもかなり多かったと記憶しています。
人気が拡大するにつれ、スタービーチを発端とした犯罪件数も増えていき、遂に2002年に「出会い系サイト規制法」という法律が施行されました。
これによりネット上で異性と出会えるようなサービスを提供する場合、運営会社は利用者の年齢確認をしなくてはならないという”手間”が生じ、多くの出会い系サイト業者が撤退していく事となります。
そこで生き残ったのが、現在でも人気となっているハッピーメールやPCMAXですね。
そしてスマホが普及し、出会い系サイトの多くが出会い系アプリに移行するようになり、現在ではマッチングアプリという出会い系アプリとは少し趣旨が異なるアプリも誕生しています。
これらのアプリは「インターネット異性紹介事業届出」を公安委員会に提出し、認可を受けてサービスの提供をしているのですが、ひま部のような学生専用のSNSはサービス内容自体はまったくの出会い系アプリなのですが、対象年齢が異なるため出会い系サイト規制法の適用外となり、年齢確認を全く実施していませんでした。
これが犯罪の温床となった最大の要因ですよね。
こうなる事は出会い系の歴史を知っている人であれば容易に想像できましたし、ひま部の運営会社も予想は出来ていたはずです。
知名度が高いのでひま部だけに焦点を当てていますが、こういった問題は他のSNSもどきでも生じています。
インターネットの世界が拡大している現在、ひま部だけが悪いとは思いませんし、時代の移り変わりの中で法律が追い付かずこういった事態が起こる事はある意味必然ともいえますが、もしネットで異性と出会いたいと考えるのであれば、自分の身を護るという意味でもしっかり届出をして年齢確認を実施している安全な出会い系アプリやマッチングアプリを利用するようにしましょう。
- セフレなど割り切った付き合い
- 恋活・婚活など真剣な付き合い

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- 新人が一番出会い易く専用の掲示板がある
- 若い不倫希望の人妻も居て燃える(笑)

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